幼稚園の役員の挨拶のコツ
多くの幼稚園では、懇談会や園内行事をサポートする「役員」制度を設けています。そして、役員に選ばれた保護者は最初と最後の総会で挨拶をしなくてはなりません。いずれも多くの人から注目される場所なので、しっかりと文言を考えておくことが重要です。この記事では、幼稚園の役員が挨拶をするときの心構えを解説していきます。
幼稚園役員の挨拶のコツ
就任時の挨拶はリラックスして
最初の役員総会では落ち着いて話すことが大切です。人前で話すとき、緊張してしまう人は少なくありません。役員総会のように大勢のいる場所だとなおさらです。しかし、緊張しすぎると余計に滑舌が悪くなったり、言葉が出てこなくなったりします。役員総会といえども、出席しているのは同じ保護者です。能力を評価されるわけではないので、リラックスして話しましょう。
最後の挨拶は感謝を伝える
年度で最後の総会では、各役員が挨拶をして締めくくります。その際には、感謝の気持ちに重きを置いて話しましょう。最後の総会は、役員活動の集大成ともいえる場所です。年度を振り返る意味で、共に働いてきた役員仲間に「ありがとう」と伝えるのは礼儀です。また、役員活動を支えてくれた先生たちにもお礼を述べておけば、気持ちよく総会を終わることができます。任期が終わっても保護者や先生とのつながりが消えるとは限らないため、さわやかな余韻が残るように意識します。
共通しているのはシンプルに要点を伝えること
最初でも最後でも、挨拶をする際には「簡潔であること」が大切です。なぜなら、役員総会では複数の人間が順番に挨拶をしていくからです。誰か1人が長く話しすぎると、その次に控えている役員が話しづらくなってしまいます。また、総会の尺が長くなることを快く思わない人もいるでしょう。最初の挨拶では簡単な自己紹介や「よろしくお願いします」という気持ちに絞ります。最後の挨拶はお礼の言葉を分かりやすく伝え、次の人につなぎましょう。
謙虚さを忘れない
役員の挨拶では控えめに、自己主張をしすぎないことも肝心です。もしも最初の挨拶で強い態度をとってしまうと、ほかの役員の反感を招く恐れが出てきます。また、最後の挨拶で感謝を忘れてしまっても、手柄を独り占めされたような感想を抱く役員もいるでしょう。今後も保護者同士、良好な関係を築いていくには謙虚さが不可欠です。挨拶の時点で「分からないことがあれば教えてください」と言っておけば、実際に他人を頼りやすくなります。周囲からも取っつきやすいと思われるので、人間関係を円滑に築けます。
幼稚園役員の挨拶前にしておくこと
可能なら総会前に挨拶を軽く済ませておく
自分以外の役員がすでに顔見知りの場合もあります。また、LINEグループを結成するなどして、総会の前にはすでに相手を認識していることも少なくありません。役員に就任したら、総会を待たずに軽く挨拶をしておきましょう。そうすれば、周りから好印象を抱かれた状態で挨拶に臨めます。すでに接点がある人ばかりだと思えば、過剰に緊張せず話しやすくなるでしょう。
原稿を考える
周りが優しい人ばかりだとしても、礼儀として、挨拶をするからにはきちんとした内容を考えなくてはなりません。そこで、本番で読むわけでないにせよ、挨拶の原稿を考えておくことが大事です。原稿作りでは最初に全体の構成を考えます。最初の役員総会であれば、「自己紹介」「意気込み」「ほかの役員へのお願い」といった構成を決めてしまい、それぞれのパートを肉づけしていきます。目安としては、2〜3分ほどで話し終わる文量が理想です。原稿を書くことで、当日に話すべき内容を整理でき、伝えたいポイントを押さえた挨拶が可能となります。また、もしも当日の挨拶中、頭が真っ白になったとしても、原稿を思い出せば挽回しやすいでしょう。
予行演習をしておく
原稿が完成したら、実際に自分で読んでみます。ただ棒読みするだけでなく、本番を想定したシミュレーションを行いましょう。口に出してみると、違和感のあるフレーズや冗長な部分などがはっきりしてきます。それらを修正し、再び予行演習を繰り返していきます。それに、何度もシミュレーションをしておけば本番でも文言を忘れにくくなり、しっかりとした挨拶をできる可能性が高まるのです。
予行演習は、鏡の前で行うのがコツです。声だけでなく、姿勢や表情も人の印象を左右するポイントだといえます。猫背になっていたり、険しい表情になっていたりしないか、確認しながら原稿を読みましょう。そのうえで、慣れてきたら原稿を置いて暗唱するようにします。注意点としては、原稿を一言一句丸暗記しようとしないことです。原稿だけに頼りすぎると、堅苦しい雰囲気の挨拶になりかねません。おおまかな構成は原稿を思い浮かべながら、場の流れに合わせて内容を変えられる程度の余裕は持っておくことが大切です。
幼稚園役員の挨拶は何を言えばいい?
就任時の挨拶
肝心なのは、幼稚園の役員とは他人から承認を受けて就任する役割だという点です。そのため、最初の挨拶では「承認いただきました役員の〜です。よろしくお願いいたします」という文言から始めるのが定番です。さらに、会長などの役職があれば自分から名乗りましょう。次に、役員としてのやる気を示します。就任の経緯はどうであれ、役員になったからには周囲の協力を得ながら行事を成功させていかなくてはなりません。当然ながら、やる気のある役員ほど信頼を集めやすいといえます。「役員となったからには幼稚園のモットーに基づき、みなさまと一緒に子どもたちの楽しい生活を支えたいです」のように、はっきりと抱負を言葉にしましょう。
そして、最後は「ご協力よろしくお願いいたします」などのフレーズで締めるのが恒例です。ただの定型句のようでありながら、含んでいる意味は重大です。なぜなら、役員はほかの保護者や先生など周囲の助けがなければ活動を続けられないからです。こうした文言があれば、周囲に「できる限り協力しよう」と思ってもらえることにもつながります。
最後の挨拶
まずは、「みなさまありがとうございました」と、率直な感謝の言葉から始めましょう。気をつけたいのは、つい「ご苦労さまでした」というフレーズを使ってしまうことです。「ご苦労さまでした」は目上の人間が目下に使うフレーズなので、対等な保護者同士が集まる場では相応しくないといえます。会長のように役職のある人間が使うにせよ、偉そうに聞こえる恐れがあります。シンプルな「ありがとうございました」に留めておくのが得策です。
その後は「みなさまのおかげでなんとか任期を終えることができました」と、控えめな姿勢を崩さないようにします。「保護者のみなさま、先生方と距離を縮められたのもうれしかったです」と、軽くエピソードを織り込んでも周囲に受け入れてもらえるでしょう。最後はもう一度感謝を伝えたり、「先生方は次年度の役員のみなさまも支えてあげてください」とお願いをしたりして締めくくります。全体的に前向きな内容にして、有意義な時間を過ごせたと伝えることに重きを置きます。
役員の挨拶で心をつかむ!良好な人間関係のきっかけに
最初にせよ最後にせよ、役員の挨拶は周囲の心を動かすきっかけになりえます。しっかりと内容のつまった挨拶を聞けば、多くの人が「協力してあげたい」と感じるでしょう。また、役員以外の場でも絆を深めるために、挨拶で好印象を抱いてもらうことは重要です。事前に原稿を書いたり予行演習をしたりして、本番に備えるのが得策です。